運行管理者の資格

運行管理者 国家資格
運行管理者試験センター 運行管理者 運行管理者は、安全輸送の責任者として、運転者の点呼、健康状態の把握や安全運行のための具体的な指示、運転者の勤務時間等の適正な管理など、安全運行を確保するための運転者に対する指導監督を行います。貨物と旅客の試験は種別があり、自動車運送事業者には運行管理者を営業所ごとに配置することがが法律で義務付けられています。法律改正で受験者が増えている注目の資格です。
人気度ランク5 難易度ランク3 専門性ランク4 稼げる資格ランク3
年間受験者数 85,887人 *註1 所要勉強時間
(目安)
6ヶ月
年間合格者数 29,465人 *註1 資格登録者総数
合格率 34.3% *註1 平均年収
(目安)
*註1)2017年度試験実績

こんな方にオススメの資格

  • 事業用自動車を扱う会社にお勤めで、安全輸送の責任者としてキャリアアップしたい方

「運行管理者」資格に関する需要

事業用自動車を扱う会社は、安全確保を目的とした法律・規則の遵守が義務付けられています。
営業所ごとに一定の人数以上の運行管理者の選任が義務付けられ、複数の営業所の兼務は禁止
されています。

40.8%の事業所が「運行管理者の資格の有無が、昇給や昇格に関係している」
というデータも出ています。(運行管理者試験センター平成19年調査)

国土交通省による法律・制度変更に左右される面はありますが、今後も安全最優先の流れは
更に強まると思われ、安全輸送の責任者としての運行管理者資格への需要が更に高まるでしょう。

 

数字で見る運行管理者

運行管理者試験の直近実績
等級内訳2016年2017年対前年比
貨物受験者数65,649 66,837 +1.8%
合格者数16,937 22,843 +34.9%
合格率25.8%34.2%
旅客受験者数18,896 19,050 +0.8%
合格者数4,961 6,622 +33.5%
合格率26.3%34.8%
Total受験者数84,545 85,887 +1.6%
合格者数21,898 29,465 +34.6%
合格率25.9%34.3%

資格取得のポイント

貨物自動車運送事業法、道路運送法、道路運送車両法、道路運送法、道路交通法に加え、
労働基準法など、さまざまな法律の理解・習得が必要となります。

出題はマークシート式ですが、合格率も30%を切るなど難化傾向・決して易しくない試験で、
出題傾向や出題ポイントを踏まえ、しっかりとした対策が必要です。

「運行管理者試験」概要

受験資格①自動車運送事業(貨物軽自動車運送事業を除く)または、特定第二種貰物利用運送事業の
 事業用自動車(緑ナンバー)の運行の管理に闘し、1年以上の実務経験を有する者
②国土交通大臣認定の講習実施機関が1995年4月1日以降実施の「基礎講習」を修了した者
試験実施日年2回(8月、3月)
試験内容【貨物】(マークシート式30問、試験時間90分)
 ①貨物自動車運送事業法関係(8題)
 ②道路運送車両法関係(4題)
 ③道路交通法関係(5題)
 ④労働基準法関係(6題)
 ⑤その他運行管理者の業務に関し、必要芯実務上の知識および能力(7題)

【旅客】(マークシート式30問、試験時間90分)
 ①道路運送法関係(8題)
 ②道路運送車両法関係(4題)
 ③道路交通法関係(5題)
 ④労働基準法関係(6題)
 ⑤その他運行管理者の業務に関し、必要芯実務上の知識および能力(7題)

※合格基準は、
 ・原則として、総得点が満点の60%(30問中18問)以上であること。
 ・上記①~④の出題分野毎に正解が1問以上であり、⑤は正解2問以上であること。

 

「運行管理者」資格の通信講座・通学講座

スクール名種別コース名期間費用特徴
ユーキャンユーキャン通信運行管理者(貨物)
合格指導講座
6ヶ月39,000円~イラストや図が豊富なオリジナルテキストが特徴。全5回の添削課題や過去問題集、模擬試験、ポイント&資料集など副教材も充実